建ペイ率ってなんだろう?
   
・難しく言うと敷地に対する建物投影面積の比率。
・簡単に言うと「空から見たときにその土地に対して建物を何割の大きさまで作れるか」の割合を示した比率です。
(例)100坪の土地で建ペイ率が20%だとすると、平屋建てで20坪、総2階建てなら40坪までの延べ床面積の建物が建築可能ということです。詳しくは下表をご覧下さい。

住居部分
住宅部分は建ペイ率に含まれます。一般には建ペイ率のほとんどの割合をしめる部分でしょう。建ペイ率は分譲地、別荘地、地域等によって、変わりますので、それぞれ地域の特徴がある程度想像できます。たとえば、建ペイ率80%ならお店や住宅の密集した活気の有る地域、20%なら庭の広い家が多い閑静な地域など。
テラス・デッキ等
テラス・デッキなどは、屋根がなければ建ペイ率に含まれません。パーゴラなどがあっても問題ありません。
カースペース等
カースペース(駐車場)は、屋根がなければ建ペイ率には含まれません。厳密に言うとルーフがある場合や屋根付きガレージの場合は建ペイ率に含まれますが、昇降機(簡易立体駐車設備)等は、機械とみなされるので、建ペイ率に含まれません。
庇・ベランダ等
庇(ひさし)のように建物から出ている部分は先端から1mまでは建ペイ率に含まれません。また、ベランダも屋根が無い部分は建ペイ率に含まれないなどの緩和規定もあります。
その他
用途地域によっては、土地が角地であると、10%加算。防火地域の耐火建築物は10%加算などの緩和規定もありますので、担当者にご相談ください。(注意)前面道路の幅員が4メートル未満のいわゆる「2項道路」である場合、道路の中心線から2メートルは自分の土地であっても道路とみなされ、敷地面積に参入されません。つまりその分、建ペイ率によって計算される建築可能な面積も減ります。